スター扱いしておいて…テレビ業界がショーンKを叩く滑稽

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 今となっては自称「経営コンサルタント」だが、ショーンKの経歴詐称が大きな話題を呼んでいる。芸能界でも経歴詐称は珍しくないが、その大半は年齢や身長などのレベル。芸能プロは「本人直筆の履歴書を信じる。“少しでも若く”と年齢のサバを読む人もいれば、女性はプロポーションを多少“盛る”ことで美しい体形をアピールしたいと思う女心」という。

 日本の芸能界は信頼関係の下に成り立つが、単純な嘘はバレやすい。売れれば真っ先に注目するのが、幼馴染みや同級生。「あれっ、年齢が違う」と友達から発覚することが多い。話がエスカレートして、「あの子は地元のヤンキーだった」などと過去をバラされることもあった。週刊誌の定番企画「発掘写真」が生まれた背景でもある。

「出る杭は叩かれる」は芸能界では日常茶飯だが、意外と「出過ぎた杭」は叩きにくい。ショーンKは出過ぎた感があった。

 ニュース番組の新たな顔として実力も人気も兼ね備えていつの間にか、お茶の間にも定着。おまけにハーフ顔のイケメン。スマートな身のこなしと、魅力たっぷりの低音と丁寧な解説。俳優然としたたたずまいが女性人気を増し、ニュース番組に新風を吹き込んでいた。誰も疑う余地などなかったが、半面、「堅いイメージの仕事にしてはあまりにデキ過ぎていてうさんくさい」という話も出ていた。

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