スター扱いしておいて…テレビ業界がショーンKを叩く滑稽

公開日: 更新日:

 今となっては自称「経営コンサルタント」だが、ショーンKの経歴詐称が大きな話題を呼んでいる。芸能界でも経歴詐称は珍しくないが、その大半は年齢や身長などのレベル。芸能プロは「本人直筆の履歴書を信じる。“少しでも若く”と年齢のサバを読む人もいれば、女性はプロポーションを多少“盛る”ことで美しい体形をアピールしたいと思う女心」という。

 日本の芸能界は信頼関係の下に成り立つが、単純な嘘はバレやすい。売れれば真っ先に注目するのが、幼馴染みや同級生。「あれっ、年齢が違う」と友達から発覚することが多い。話がエスカレートして、「あの子は地元のヤンキーだった」などと過去をバラされることもあった。週刊誌の定番企画「発掘写真」が生まれた背景でもある。

「出る杭は叩かれる」は芸能界では日常茶飯だが、意外と「出過ぎた杭」は叩きにくい。ショーンKは出過ぎた感があった。

 ニュース番組の新たな顔として実力も人気も兼ね備えていつの間にか、お茶の間にも定着。おまけにハーフ顔のイケメン。スマートな身のこなしと、魅力たっぷりの低音と丁寧な解説。俳優然としたたたずまいが女性人気を増し、ニュース番組に新風を吹き込んでいた。誰も疑う余地などなかったが、半面、「堅いイメージの仕事にしてはあまりにデキ過ぎていてうさんくさい」という話も出ていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態