もはや過去の人?トム・ジョーンズ日本公演“不人気”の謎
「え、まだ元気だったの?」が大方の正直な感想だろう。イギリス出身の歌手、トム・ジョーンズ(75)のことだ。4月11日に来日するのだが、周辺からは“わびしい”話しか聞こえてこないのだ。
「まず会場のランクです。全盛期だった70年代に来日した際は、日本武道館や大阪フェスティバルホール、さらには当時“アジア最大の社交場”と言われた赤坂の『ニューラテンクォーター』などで開催されたものです。ところが、今回は昭和女子大の記念講堂と、大阪のオリックス劇場という2カ所のみ。“都落ち感”は否めません」(音楽関係者)
チケットの料金もビックリだ。かつて「ニューラテンクォーター」は定価が12万円、武道館もプレミアがついて「一席10万円以上」などと言われ、当時は芸能マスコミが本人ほったらかしで「10万円を払って見に来たのは誰だ」なんて特集も組んだほど。ところが、今回は当時の約10分の1の1万3000円。お手軽価格になっている。
「いずれの会場もまだ空席が残っている。さらにビックリなのはネットオークションでの販売価格。通常、一般客がネットにアップする場合、プレミア価格を期待するものですが、中には定価を割っているチケットも出回っているのです」(興行事情通)
関係者によれば「トムの声量は昔のまま」とか。帰国した頃にテレビでは日本公演の模様を流すのだろう。その時になって「しまった。見ておけばよかった」と悔しがる人は多いはず。