歌の話や恋バナも 橋幸夫が語る“美空ひばり宅”での家飲み

公開日: 更新日:

 お嬢はボクが昭和41年に発表した「雨の中の二人」という歌をとくに気に入ってくれて、「幸夫、いい歌、歌ってんじゃない」って言って、タンスからレコードを出してきたんです。仕事帰りにどこかのレコード店の前で車を止めさせて、自分で店に入っていってレコードを買ってくれたっていうんだからうれしかったよねぇ。後に「ひばり・橋の花と喧嘩」って映画で共演した時、2人でデュエットしました。

 恋の話もしましたね。幼い時からずーっと歌を歌って家族を養ってきたから、恋をしてみたいって憧れがあったんじゃないかなぁ。いろんな恋をしていたけど、(小林)旭さんに惚れこんで結婚したいと言いだした時は家族中が反対した。ようやく結婚って運びになってからも反対していて、お嬢の部屋に飾ってあった白無垢に弟の哲也が「気に入らねえな」って言って、インクだか墨だかをバッとかけちゃったことがありましたね。

 お嬢とボクは恋に落ちなかったのか? ただの酒飲み友達ですよ(笑い)。ボクより6歳上だったから弟みたいに思ってたんじゃないかな。でも、ボクが結婚した時にはジェラシーを感じて、結婚式に来てくれなかった。それもなんかカワイイですよね(笑い)。後でカルティエのペアの腕時計をプレゼントして祝ってくれましたけどね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした