ブルースシンガー大木トオルさん “セラピー犬”育成に尽力

公開日: 更新日:

 足に障害があったチロリと大木さんの物語は書籍化され、5社の教科書に取り上げられ、青少年読書感想文コンクールの課題図書にも選ばれた。

■ベン・E・キングとも共演

 さて、大木さんは76年に渡米し、「トオル・オオキ・ブルースバンド」を率いて3年間全米をツアー。78年のデビューアルバムは8万枚という、2000枚売れればオンの字のブルースでは異例の大ヒットとなった。

 79年に凱旋公演を行ってからは日米を往復しながら定期公演を行い、昨年死去した、「スタンド・バイ・ミー」で知られるベン・E・キングとは、「マンハッタン・ブラザーズ」として30年以上活動を共にした。

「でも、あのままショービジネスの世界につかっていたら、おそらく、多くのミュージシャンが酒やカネのトラブルでボロボロになって身を持ち崩すように、私も今ごろ死んでたかもしれません。その意味で、犬たちに逆に救われたのは私の方かもしれないと思ってます」

 当面の目標は捨て犬捨て猫の殺処分ゼロ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です