ブルースシンガー大木トオルさん “セラピー犬”育成に尽力

公開日: 更新日:

 加えて、大木さんは殺処分されそうになった捨て犬や福島の被災犬を救助・保護している。

「東日本大地震の直後に福島に行き、飼い主をなくしたばかりか、被曝し続ける犬たちの姿にショックを受け、夢中で救出しました。この5年間で50頭ほど連れ帰り、みんな立派なセラピードッグに成長した。被災犬を最後の一頭まで救うのが私の願いです」

 なぜ、そこまで犬の救助に力を入れるのか。

「4歳のころ、私は吃音症でうまく人とコミュニケーションが取れず、唯一、飼い犬だけが友達でした。人間と違い、言葉が出るのを待ってくれるんです。12歳の時に父の事業が失敗し、一家離散したんですが、心底、愛犬との別れがつらかった。“新しい飼い主を探すから”と、叔父は言ってくれたけど、おそらく保健所に連れて行かれたのでしょう。その負い目がずっと心の重荷になっていたんです」

 アメリカでの音楽活動中にセラピードッグの存在を知った大木さんは、ライフワークとして普及に努め、92年に殺処分寸前だった捨て犬チロリとの出合いをきっかけに、より積極的にセラピードッグ育成に取り組むようになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    麻生太郎が「皇室典範」改正を急ぐ理由は…“日本会議の30年の集い”に間に合わせたいから

  2. 2

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 3

    福山雅治も結婚後は苦戦…亀梨和也も正念場を迎えている

  4. 4

    大谷翔平のホワイトハウス訪問に思わぬ落とし穴…トランプ大統領の「余計な援護射撃」に要注意

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    日本ハム伊藤大海が受けた甚大被害 WBC「本当の戦犯」は侍ジャパンのベンチだった!

  2. 7

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  3. 8

    国会嫌い高市首相「2つの疑惑」からの逃げ切りも画策…逆ギレから3週間、「秘書陳述書」提出の動きなし

  4. 9

    要潤、玉山鉄二、速水もこみち…40代イケオジ俳優3人の「人生いろいろ」

  5. 10

    西武は渋谷店閉店、池袋本店はヨドバシカメラに…海外ブランドに振り回される国内百貨店の実態