かつての“魔性のオンナ” 葉月里緒奈は今や普通の主婦に

公開日: 更新日:

 魔性のオンナなら、男に不自由をするはずがないのに、葉月は次々と男のゲットに失敗する。それが明らかになったのは、岡村とのすれ違い恋愛がわかった時だ。恋愛の初期段階で葉月が一方的に燃え上がるが、相手が「オレでいいの?」と戸惑う。そこでさらに速攻でプッシュするものの、後が続かないへたくそな恋愛パターンが透けて見える。この素直で透明感のあるわかりやすさが、一部の女たちの好感度をアップさせ、映画やCMなどにも多く起用された。

 だがハワイの寿司職人と電撃婚してから、葉月はこれまで支持してきた女たちからも見放される。自暴自棄とも迷走ともとれる結婚に、帰国子女らしい毅然とした強さはみじんもない。寿司職人とスピード離婚すると、今度は不動産会社の御曹司と再婚。「30歳前には子供が欲しい」という彼女の願い通り長女を出産するが、ポリシーのない結婚に女たちは呆れかえった。

「魔性が消えれば家庭は円満だが、消えたら女優の終焉」と関係者が予想した通り、魔性のオンナも今や普通の主婦。ギラギラした馬のような目を再び見てみたいものだ。
(ライター・佐々木真理)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学