「明石家紅白」の成否がカギ “大物芸人NHK進出”の今後

公開日: 更新日:

 明石家さんま(61)が30年以上ぶりにNHKに登場とあって注目された24日の「第1回明石家紅白」。

 冒頭で「NHKに久々出ました」と切り出した“さんま特番”の出演者は、話題のピコ太郎、欅坂46、いきものがかり八代亜紀らで、歌番組というより、ソファに座ってフリートークする「さんまのまんま」形式に歌がくっついたスタイル。

 とにもかくにも、さんまがついにNHKで初の冠バラエティーを始動。ネット上でも「え? さんまがNHKで?」と驚きの声が多い。2回目については未定らしいが、定期的な特番か、レギュラー化を視野に入れているのは間違いない。

 NHKに進出した「鶴瓶の家族に乾杯」の鶴瓶(64)、「ブラタモリ」のタモリ(71)が高視聴率を記録、最近“大物芸人”がNHK総合に進出して注目されているが、さんまもこれに続けといったところか。

「NHKがバラエティーを増やしているという事情がありますが、バカ騒ぎする民放とは一線を引いた『ブラタモリ』のような、大人の鑑賞に堪える落ち着いたつくりにするため、ベテランに限る。しかも、今も第一線で活躍中の大物なら、なおいい。仮に『明石家紅白』が成功すれば、“大物芸人、還暦過ぎたらNHK”なんてサイクルが当たり前になって、いずれウンナンやダウンタウンも番組を持つようになるかもしれません」(作家の松野大介氏)

 大物芸人の冠番組の第三の柱、「明石家紅白」はうまくいくか。ちなみに視聴率は10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋