庵野氏が訴え浮き彫り「エヴァ」巡る旧友社長2人の明と暗

公開日: 更新日:

 カラーはHP上に〈訴訟は法人として提訴したものであり、庵野秀明個人が提訴したものではない〉などと掲載。火消しに躍起だ。

 ガイナックスの山賀氏も自身のフェイスブックに〈なんか、今朝(2日)から「大丈夫か?」とメールが来るんだけど、何もないよ〉と書き込んでいた。

「ガイナックスはエヴァ以降、これといったヒット作がありません。ここ数年は赤字続きで、売上高も11年の23億円から、今年は10分の1まで落ちています。14年にカラーから1億円借りていますが、同じ年にテレビ版エヴァの版権もカラーに譲渡している。エヴァの原作は庵野氏ですから当然といえば当然で、表向きは円満譲渡となっていますが、ドル箱を手放すからには、よほどの事情があったのでしょう」(調査会社関係者)

 訴状などによると、ガイナックスの返済は今年4月から滞っていたという。

 一方、庵野氏のカラーは「無借金経営」と、庵野氏自身が先月の経済誌のインタビューで答えていた。旧友の明暗はくっきりと分かれてしまったようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ