W杯決勝進出逃したイングランド 交代策は「間違いではない、メッシが素晴らしかった」と専門家
地元開催の1966年W杯を制した「サッカーの母国」イングランドの選手もサポーターも、残り5分まで「60年ぶりとなる決勝進出」の瞬間を夢見心地で待ちわびていたハズだったが……。
試合は開始直後から大会連覇を狙うアルゼンチンがハイプレスとファウルぎりぎりのラフプレーを駆使。
イングランドは点取り屋のFWケイン(バイエルン・ミュンヘン)とFWベリンガム(レアル・マドリード)の二枚看板が動きを封じられてしまった。
それでも均衡を破ったのはイングランド。後半10分、右からのクロスに反応したFWゴードン(ニューカッスル)が、右足ダイレクトでゴール左に押し込んだ。
しかし、同40分に同点に追い付かれ、その後もアルゼンチンのペース。後半のアディショナルタイム「+1分30秒」に逆転弾を食らって勝負あった。
ジャーナリストの藤江直人氏がこう言う。
「1点リードで迎えた後半37分、イングランドのトゥヘル監督は、身長201センチのDFバーン(ニューカッスル)を投入することでチームに『アルゼンチンの攻撃をはね返すぞ! 守り切って逃げ切るぞ!』というメッセージを送った。結果的に3分後に同点弾、その7分後に逆転弾を決められたわけだが、間違った起用法ではない。やはり右サイドに主戦場を移して攻撃の起点となったメッシが、左足と右足から繰り出したアシストが素晴らしかったと言うしかない。イングランドは準々決勝まで総得点は13。6点ずつ決めているケインとベリンガムの2人は、アルゼンチンDF陣のタイトな守備に圧倒され、攻め入ってゴールを決めるという本来の仕事をさせてもらえなかった」
試合後の会見でトゥヘル監督は「守備的な交代策が選手によりプレッシャーを与えたのでは?」と聞かれ、「間違いだったと言うのは簡単。私はピッチで決断しなければならない。(結果について)責任は取ります」とコメントした。その去就も注目される──。


















