桧山珠美
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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

SMAP解散には触れず…工藤静香ディナーショー潜入ルポ

公開日: 更新日:

 同誌によればヤンキーだらけということで、ビクビクしながら会場へと向かったが、東京には茶髪もEXILE風も見当たらず、紳士淑女の社交場のような和やかな雰囲気でひと安心。と思ったら、斜め前方にひときわ目立つ金髪男が……。よくよく見れば“女子プロ最強の男”神取忍ではないか。おまけにその隣には井上貴子らしき人も。もしや静香に雇われた用心棒なのか!? 私と同じテーブルの女性3人組は静香より神取に興奮。あとで聞けば「チケットをもらったから来た」とのこと。当日券もあったようだし、600人ほどいた客のうち、純粋なファンがどれだけいたのか、気になるところだ。

 で、肝心のショーだが、なかなか良かった。ちゃんと声も出ていて、さすがおニャン子の出世頭。アンコールも入れて、全14曲、大いに楽しませてもらった。喪服呼ばわりされた黒のパンツスーツ、紫のロングドレス、そして、キラキラのロングドレスと衣装を3回もお着替え。みんなで「ハレルヤ」を歌った際には感極まり涙ぐむ場面も。鬼嫁の目にも、いや、静香の目にも涙。16年は夫婦揃って株価大暴落、そりゃ涙も出るだろうよ。

 爆弾発言をうっすら期待したトークは、神戸には最高齢92歳のおばあさんが来たというエピソードに触れ、「『彼のドラマをいつも見てる』って言われて、ありがとうって言いましたけど」と、キムタクの話に少し触れた程度。あとは「今度お医者さんになります」とちゃっかり新ドラマの宣伝を。結局SMAPの解散には触れずじまいだった。来年は30周年なので精力的に活動しますよと宣言。キムタクに成り代わり、働きますよということか。最後に♪あ~らしを起こして す~べてを こ~わすの!(by嵐の素顔)と渾身の力を振り絞って締めくくる姿はまさに「破壊の女神」!

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