“滑舌悪い芸人”諸見里大介 極貧下積み時代はネズミと同居

公開日: 更新日:

 ネズミといえば、東京の「夢の国」を思い出しましゅが、あんな可愛いものじゃありましぇん。最初、掃除しゅたのに一晩経ちゅとチョコチップのような黒い粒が落ちていて不思議に思ったんでしゅよ。でも、よくよく見たらネズミの糞。それがポツポツならまだしゅも、節分の豆まき後のようにたくさん落ちていたのには参りましゅた。誰もいないと床に下りてくるんでしゅよ。

 しょのうち深夜にコード類をかじるようになり、しょのカリカリ、カリカリって音で眠れないこともありましゅた。まあ、ネズミたちにしゅてみたら、「俺たちが先住、新参者はデカい顔しゅるな」というちょころでしゅよね。

■サラ金の借金は250万円、元本は少ししか減らない

 しょんなところに住み、アルバイトもしゅてたのに、気がちゅけばサラ金の借金は250万円。毎月の利払いで、月10万円前後のバイト代はしょっくり持っていかれ、元本はほんの少ししゅか減りましぇん。実家に督促状が行ったこともあって随分と親不孝しゅてしゅまいましゅたね。


 しょれでも、「いちゅかは売れてやる」「テレビにもバンバン出られるようになってやる」、こう思って歯を食いしゅばっていた8年前。長いこと肝臓を患っていたオヤジが亡くなりましゅてね。芸人を目指せたのはオヤジが背中を押しゅてくれたおかげなわけでしゅから、悔しゅさと申しゅ訳ない気持ちで胸が押しちゅぶしゃれしょうでしゅた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景