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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

香取慎吾“謎の少年” 無防備行動は脱アイドル意識の表れか

公開日: 更新日:

 不思議だったのは、香取が都心のど真ん中である後楽園に恋人と少年を連れて来ていたこと。確かに、日曜日の夜は盲点。遊園地でも映画館でも一番、人が少ない時間帯に芸能人が利用することはよくある。それでも「バレたくない」という意識が強ければ、不特定多数の人が来る場所は避ける。アイドルになればなおさらのこと。「文春」によれば香取は広尾のカフェにも彼女と来ている。遊園地にカフェと、かなり堂々としている。暗に恋人の存在は認めていると見るのが自然。その背景にはなにか吹っ切れた香取がいるようにも思える。

 アイドル全盛期はある程度、私生活を犠牲にしなければならない。寮制にする事務所もあれば、事務所社長宅で居候する子もいた。事務所の管理も今は緩くなり、割と自由な環境。羽を伸ばしてメディアの的となるアイドルもいる。SMAPが解散した今、香取がアイドルの命綱だった人気優先の考えは必要なくなっている。

 今回の報道の無防備な一連の行動は「脱・アイドルの意識の表れ」という声も聞く。すでにひとりのタレントとして活動する香取にとって大事なのは自己管理下による仕事と私生活の充実にある。元SMAPのメンバーで誰が早く脱アイドルするかも興味深い。

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