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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

大ヒット「やすらぎの郷」でも輝く浅丘ルリ子の存在感

公開日: 更新日:

「目の付けどころがシャープでしょう」というCMコピーがあったが、放送中の昼ドラ「やすらぎの郷」(テレ朝系)がまさに「目の付けどころ」が大ヒットにつながった。

 石坂浩二を中心に浅丘ルリ子、加賀まりこと元妻、元カノの共演。3人はすでに70代になるが、80代の八千草薫、有馬稲子ら錚々たる女優も出演する。老人ホームを舞台にしたドラマは芸能界の側面を見るようなセリフもあり、売れる女性誌の鉄則「おや? まあ~ へえー!」が随所にちりばめられている。

 昼間の在宅率の高い中高年に目を付けたことがヒットの要因でもある。なかでも最近、注目度が高いのが浅丘。昼ドラだけでなく、大河「おんな城主直虎」でも今川義元の母親役として登場。ネットでは「メークが怖い」といった声もあるが、騒がれることは逆に存在感を示し注目されている裏返しでもある。仕事も好調ならおしゃべりも冴える。

「ゴハンを食べに行くボーイフレンドは3、4人いる」と、変わらぬ恋多き女ぶりをトーク番組で語っている。「女優は年齢に関係なく恋しているほうが美貌も艶も増す」と言われる世界。女優として正しい姿とも思う。

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