渡辺直美に紗理奈 お笑い発“ボーダーレス女優”躍進の理由

公開日: 更新日:

 本人いわく、20代の時に選ばれた「『ごきげんよう』の上半期でいちばん面白かった話以来のトロフィー」だそう。マドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞した鈴木紗理奈(40)が19日、報告会見を開催。10年以上芝居から遠ざかっていたが「情熱を注ぎ、監督の言うことを一生懸命聞いてやった結果」とすこぶる謙虚に喜びを語った。

 受賞作「キセキの葉書」(ジャッキー・ウー監督、8月19日から関西先行上映、11月4日から順次全国公開)では、兵庫・西宮を舞台に脳性まひの娘と認知症の母親を抱えた主婦という難役に挑んだ。

 普段はバラエティータレントとして笑いを取り、はたまたレゲエ歌手として韻を踏む紗理奈。演技とはほぼ無縁の世界に身を置く彼女が起用されたのは、「ネーティブな関西弁が話せて、ウエットな作品性とは真逆なタイプ」(新田博邦エグゼクティブプロデューサー)だからという。

 ある意味、大博打のキャスティングが功を奏し、世界的な評価につながったわけだが、ここ最近、紗理奈に限らずバラエティー組の女優進出が目覚ましい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する