44マグナム&アースシェイカー 34年ぶりギグにファン熱狂

公開日: 更新日:

 歌舞伎町の地下にあるライブハウスが、男たちのシャウトと爆音で揺れた。往年のハードロックバンド、44マグナムとアースシェイカーが先週末、「殴り込みギグ REBORN」と銘打って34年ぶりに再集結、全盛期と変わらぬパワーで満員のファンを熱狂させた。

 44マグナムのボーカル「ポール」こと梅原達也(56)は若年性パーキンソン病と闘病中で、頭に電極を埋め込む大手術でステージに復活、「俺はまだまだいける。来年でメジャーデビュー35周年だが、そんなのクソくらえだ。40周年、50周年までやってやる」と叫べば、アースシェイカーのマーシーこと西田昌史(58)が「青春時代から倍以上の時が流れたけど、80年代から今も、みんなの人生のどこかに44マグナムとアースシェイカーがいることに感謝します」とほえた。

 両バンド70分ずつ、代表曲で盛り上げたあと、最後にディープ・パープルの名曲「BURN(紫の炎)」をセッションで決め、会場が一体となっていた。芸能プロデューサーの野島茂朗氏が言う。

「チケットは19日、20日ともソールドアウト。年齢を重ねても太らず、全盛期に引けを取らない声量で健在ぶりを見せつけました。中高年になったファンも熱く、ラップやダンスミュージックはよく分からないけど、縦ノリなら任せろと、拳を上げる。梅原氏の不屈の生きざまはもちろん、アースシェイカーとSHOW―YAがハードロックパーティーを開く予定もあり、再ブレークの機運も高まってますよ」

 日比谷野音では同じ日、SIONが降りしきる雨のなか歌い切っていた。Winkの再始動もうれしいが、中高年ロッカーもまだまだいけるし、中高年になったファンもまだ燃えている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  4. 4

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 5

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  1. 6

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 7

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ