デビュー25年で40歳 安室奈美恵“生きる伝説”になるまで

公開日: 更新日:

 ひとり息子の親権のために法廷闘争も辞さなかったり、子育てのために土日には仕事を入れないといった家族愛は山口百恵さんを彷彿させます。また、コンサートでMCをせず、歌とダンスだけで見せるという独自のスタンスを持ち、それをカチッと守り通すところは松田聖子と似ているところがある。そういう、並の女じゃないところをファンは知っているからこそ憧れ、応援し続けるのだと思います」

 1999年には実母が再婚相手の弟に殺害されるという痛ましい事件もあった。ダンサーのSAM(55)との20歳でのできちゃった婚は約5年で離婚。デビュー以来所属していたライジングプロからの独立をめぐってモメた際は引退危機を報じられたことも。いつも順風満帆ではない、むしろ熱狂と波乱の紆余曲折を経てたどり着いた25周年なのだ。

「ファンとのつながりを大切にし、そのためにある意味、女の幸せをコントロールしているような姿には、やはりカリスマ性があるとしか言えない。その徹底した自己管理力にこそ、同じ世代の浜崎あゆみや、沖縄アクターズスクールの後輩でもある今井絵理子上原多香子らとの違いがあるのかもしれません」(青山氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋