歌舞伎界きってのモテ男 中村七之助が追う勘三郎の背中

公開日: 更新日:

「やはり勘三郎さんが57歳の若さで亡くなったというのは大きいかも知れませんね。名跡の重み、受け継いでいかなければならない伝統への自覚が七之助さん、勘九郎さんご兄弟ともにあり、責務を十全に果たそうとされているのでしょう。歌舞伎はレベルが違うという話を聞いたことがあります。それは玉三郎さんのエピソードでしたが、かつて別の舞台にご出演されたとき、他の役者さんと並んで談笑し、ただ歩くという場面だけで、ずぬけてしまう。他の役者さんが駄目というのではなく、そのくらい歌舞伎の芸の鍛え上げ方が凄いというのです。七之助さんも、レベルの違いをご自身でも感じるようになり、楽しくなっているように見えます。息抜きやプライベートはあっても、芸が一番と思って追求されているのが今の姿だと思います」

 一方で、こんな見方もささやかれている。

「かつて『歌舞伎は治外法権』という言い方があった。名跡を継ぐ才能と外見に恵まれた跡継ぎを得るためなら、それこそ隠し子や養子をとってでも、という考えです。『女遊びも芸の肥やし』と言われたのも、それと全く無関係というわけじゃない。今はもちろん、そんな考えはない分、名跡を受け継ぐ子どもたちへの期待度は高くなり、子どもたちもそのあたりのことを大人になるにつれて理解していく。勘三郎の兄弟もそう理解しているに違いない」(マスコミ関係者)

 華やかな舞台、最近は海外観光客も多い歌舞伎で、看板を背負う今の若手たちはモテるのは当たり前、芸も一流でなければ、と思っているのは間違いないはず。ただ、求められているのはそれ以上なのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    中丸雄一「アパ密会」から2年で“冠番組”…禊は済んでも「元のポジション」には戻れないワケ

  5. 5

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  1. 6

    趣里「大空港」視聴率好調も評価は伸び悩み…父・水谷豊「相棒」後継への期待と“日本的な弱点”

  2. 7

    反町隆史「GTO」は視聴率3%台に…同じ“復活作”でも「プラダを着た悪魔2」と明暗分けた大きな違い

  3. 8

    伝説の『アメリカ横断ウルトラクイズ』来年復活へ 番組を取り巻く環境の激変で日テレに突きつけられた課題

  4. 9

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  5. 10

    不倫問題の西武・源田壮亮に同情が集まる意外なワケ…妻・衛藤美彩の“幸せアピール”に疲れ果てた?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道