笑顔以上にはかなげな表情と鎖骨がいい。公開中の映画「ユリゴコロ」での体当たり演技が評判となっている吉高由里子(29)。5年ぶりに挑んだ主演映画で人を殺めることに心のよりどころを求める殺人者を演じている。
23日に行われた初日舞台挨拶では「2日間、ずっと泣きっぱなしだった」と疲労困憊だったクライマックスの撮影について振り返ったが、「間違いなく吉高の代表作になる一本。年度末の賞レースでも主演女優賞のノミネートが有力視されている」(映画ライター)。
演技力や存在感は、初主演映画「蛇にピアス」(08年)のメガホンを取った巨匠・蜷川幸雄氏も認めるところだ。