原英莉花にあって渋野日向子にないもの…明暗分けたリシャッフル対象者2人

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「変える時」がきたのではないか。

 米女子ツアーは現在行なわれている「メキシコ・リビエラマヤオープン」(エル・カマレオンGC)終了後に、1回目の出場優先順位の見直し(リシャッフル)が行なわれる。対象者は渋野日向子(ポイントランキング=PR 137位)、西村優菜(同104位)、櫻井心那(同133位)、原英莉花(同51位)の4人。この試合でPR80位以内の「カテゴリー8」に入らなければ、今後も出場できる試合が限られる。

 初日4オーバー97位と出遅れた渋野日向子の2日目は70。通算2オーバー62位タイで5試合ぶりに決勝へ進むが、PR80位以内に滑り込むには1ケタ順位が条件。厳しい戦いが続く。

 渋野とは対象的に、すでにPR80位以内を確定させている原は初日、櫻井とともに首位に2打差の4アンダー4位と好スタートを切り、この日はスコアを伸ばせなかったものの通算4アンダー11位タイ。首位のN・コルダらとは5打差につけている。日本選手最高位は通算7アンダー4位の勝みなみ

 原は昨年、国内ツアーの単年シード権を放棄し、米下部ツアーに参戦した。同ツアーは賞金が安いだけでなく、ギャラリーはほとんどいない。試合会場も空港から遠く、整備が行き届いていないところもある。実力と人気を兼ね備えた選手が、過酷で厳しい戦いに挑戦するという異例の決断に周囲は驚いた。

 ツアー関係者が言う。

反対を押し切り茨の道へ

「今は亡き師匠のジャンボ(尾崎)も、『なぜ、そんなところへ行きたいのか、なぜ下部なのか』と、原の真意を図りかねてたそうです。反対の声も多かったようですが、自分を変えたい。国内にいても変わらないという強い思いから、厳しい下部ツアーへ飛び込み、レギュラーツアーへの昇格を目指したわけです。あれは賭けでした。日本ではツアーで1、2を争う人気選手です。米下部ツアーに行けば実力はあっても、移動は厳しく、ギャラリーがいない寂しい試合が続く。『途中で逃げ出して国内ツアーに戻ってくる』という声も少なくなかった」

 関係者は続ける。

「原はそんな雑音を吹き飛ばすかのように、8月の大会で優勝し、ポイントランク5位でレギュラーツアーの昇格を決めた。ジャンボも喜んでいたそうです。下部から這い上がった今季の原は、国内にいた頃とは表情やコメントが違う。自分を冷静に見られるようになり、一喜一憂しない。この大会の成績がどうあれ、今年はかなりの成績を収めると思う」

 今の渋野に足りないのは、原の大胆な決断や行動力ではないか。

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