著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

退職代行「モームリ」サービス受け付け再開でも…もう無理な社内の実態

公開日: 更新日:

 退職代行サービス「モームリ」を運営する「アルバトロス」(横浜市)は4月23日、サービスの受け付けを再開したと発表した。

「明日からもうムリです」と、退職願を出せない若者たちの駆け込み寺として急成長してきた「モームリ」。累計4万人の利用者を抱え、メディアの寵児となっていた創業者の谷本慎二氏と、従業員である妻が電撃逮捕されたのは今年2月。

 弁護士資格を持たないにもかかわらず、退職希望者を特定の提携弁護士に斡旋し、その見返りとして違法な紹介料(キックバック)を受け取っていた弁護士法違反、いわゆる非弁提携の疑いで警視庁に逮捕された。その後、法人としての同社や提携先の弁護士らも書類送検される事態に発展した。

 谷本氏は、YouTubeやSNSで「ブラック企業から救う」と豪語していたが、自ら“ブラックな実態”を露呈する皮肉な結果となった。

「モームリ」は事件後、公式SNSで、「営業時間の縮小に伴い、一旦新規のお申し込み(リピーター含む)および無料相談の受付を停止させていただく」とアナウンス。事実上の休業状態に陥り、業界内では「このままフェードアウトするのでは」と囁かれていた。

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