議論進まぬ女系天皇論 保守派の「皇位の継承は126代のわたって男系で継承されてきた」は事実に基づかない主張
国会では皇族数の確保をめぐって、皇室典範の改正が議論されている。高市早苗首相としては、現在の国会での改正を強く望んでいるようだが、そこには難しい問題が横たわっている。
一つは、野党の中道改革連合のなかで、意見の集約ができていないという問題である。これは、にわか造りの政党である中道の弱点が露呈したものとも言えるが、なぜ意見がまとまらないかと言えば、女性宮家が創設された場合、その配偶者や子供を皇族とするかどうかで対立があるからである。
中道は、旧立憲民主党系と旧公明党系に議員が分かれるが、前者は、皇族とすることに賛同し、後者は反対している。旧宮家の養子案についても、旧公明系は賛成しているが、旧立民系には慎重論が根強い。
中道では、5月中旬をめどに意見の集約をはかりたいとしており、与党の側もそれを強く求めているが、現時点で本当に意見がまとまるのか、予断を許さない状況になっている。
通常の法律であれば、多数決で改正できるが、皇室の問題となると、少数派の意見を多数派が無視するわけにもいかない。国論が二分している状況が生まれれば、将来に禍根を残すことにもなりかねないからである。

















