“原宿の母”に誘われ…島田秀平が「占い芸人」になるまで

公開日: 更新日:

 手相を見る“代々木の甥”として人気のお笑い芸人・島田秀平さん(39)。漫才コンビ時代は外国人だらけのアパートで貧乏暮らし、解散後は“原宿の母”から占いの道に誘われて……。

 ◇  ◇  ◇

 最初は「号泣」というコンビでやってたけど、「爆笑オンエアバトル」(NHK)に出るくらいで、仕事がほとんどなくて貧乏でした。電気、電話、ガス、水道と全部止まりましたよ。時々、地方の仕事が入って新幹線のチケットをマネジャーから受け取ると、すぐ金券ショップでお金に換えて。名古屋くらいだと往復が2万円で1万円くらい浮く。時間はあるから、早朝から鈍行で半日かけたり、前日から夜行に乗ったりして仕事に行きました。

 押上の家賃4万円のアパートは風呂とトイレとキッチンと部屋を全部入れて4畳半。窓を開けると隣の家の壁だから日当たりゼロ。芸人は入居審査が厳しい物件には入れないから審査が緩いそのアパートにしたけど、15世帯の中で僕が105号室、相方が201号室に住み、他の部屋はほとんどがイラン人。

 当時はちょうど、サッカーの日本代表が初めてW杯出場を決めた1998年フランス大会のアジア最終予選の最中。最終戦の日本対イラン戦で日本中が盛り上がってた日は僕らだけ、アパートで完全アウェー。岡野がゴールを決めた瞬間、壁が薄いので、あちこちの部屋から「あああ!」と悲鳴が聞こえてきて。僕は歓喜の声を上げられませんでした(笑い)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 5

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  1. 6

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  2. 7

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  5. 10

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る