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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

江口洋介に渡部篤郎 役者は50歳になると“いい味”が出る

公開日: 更新日:

 春のドラマが始まっている。ドラマなんてしょせん女子供の見るものなどとバカにしていたらソンをする。今期は大人の男が楽しめる作品がちらほら。

 たとえば、テレビ東京系月曜22時の「ヘッドハンター」。4月に新設されたドラマ枠「ドラマBiz」の第1弾でヘッドハンター界の異端児・黒澤和樹を通じ、転職にまつわる人間模様を描く。

 初回は音響機器のエンジニアが「あなたの値段知りたいと思いませんか」と声を掛けられたが、なかなか煮え切らない感じに、いたく共感。家族もいるし、住宅ローンもあるし、一から人間関係を構築するのは面倒……と転職に踏み切れない気持ち、痛いほどわかる。

 脚本は「医龍」「ハゲタカ」の林宏司。昨今のチャラいドラマにいい加減飽きていたので待ってましたという感じ。主演は江口洋介。「ガイアの夜明け」の案内人を務める江口とナレーターの杉本哲太、さらに江口のライバルに「カンブリア宮殿」の小池栄子と、テレ東の経済番組3人が揃っているのが面白い。1話完結なので見られる時に見ればいいというサラリーマンに優しい作品だ。

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