山口事件は事務所の責任…元アイドル語るジャニーズの原点

公開日: 更新日:

「ハイミナール(非バルビツール酸系の催眠薬)だったかな、それが仲間内から回ってきて、飲んでデパートの屋上でのイベントに出たときは、途中でろれつが回らなくなっちゃった。それで、ステージから引きずり降ろされました。まあ、いろいろありましたよ」

 62年、渡辺プロダクションの系列会社として創業したジャニーズ事務所。事務所の社長室には豊川稲荷の2.5メートルものミニチュア版がしつらえてあったという。

「当時はタレントにもスタッフにも給料を払えるかどうかという、カツカツの状況だったと聞いています。たのきんトリオが売れるまでは大変だったって」 

 そういう状況もあってか、酒がらみ、オンナがらみのいざこざもあったが、それほど問題視されることもなかった。おおらかといえばおおらか。そんな時代にアイドルだった豊川さんは、いまの芸能界、そしてジャニーズをどう見ているのか。

■山口事件は「事務所の責任」

「僕らの時代は、コンサートをするといっても渋谷公会堂がせいぜい。ドームなんてなかったし、ファンの皆さんに連絡するときは一枚ずつ手書きのはがきに切手貼って送っていた。それに比べて今はインターネットの時代で情報量もスピードも格段に違うんだから、いろいろ大変なんだろうなと思います。山口達也君らの不祥事? それはいけない。事務所の責任も大きいですよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理