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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ハンガリー総選挙でオルバン大敗失脚…強権政治崩壊が示すのは“トランプ後のアメリカ”だ

公開日: 更新日:

 今月12日に行われたハンガリーの総選挙で、オルバン・ビクトル首相率いる与党が大敗した。16年続いた政権の崩壊は、アメリカにとっても大きな意味を持つ出来事として受け止められている。“トランプ後のアメリカがどうなるか”を映す先行事例だからだ。

 オルバン首相がトランプ大統領の同志であることは、よく知られている。投票直前、バンス副大統領は現地に駆けつけ、「トランプも私もあなたを愛している」と支持を表明。演説中にトランプ氏と電話をつなぐ異例の演出まで行われた。

 トランプ氏は以前からオルバン氏を「強く賢い絶対的指導者」と称賛してきた。一方のオルバン氏も、それに応える発言を繰り返してきた。MAGAの論客は、彼を「トランプ以前から存在していたトランプ」と表現している。

 これは単なる言説ではない。トランプ政権そのものが、オルバン氏の強権政治を手本にしているとの見方が、メディアでも繰り返し論じられている。

 第2次トランプ政権の青写真とされるヘリテージ財団の「プロジェクト2025」は、行政府への制約を弱める構想だ。その内容は、オルバン政権の「制度を使った権力集中」と酷似すると指摘される。実際、ハンガリー政府に近いシンクタンクとの人的ネットワークも確認され、内部研修動画にも関係者が登場している。オルバン政権の影響が及んでいる可能性が、調査報道で示されている。

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