山口事件は事務所の責任…元アイドル語るジャニーズの原点

公開日: 更新日:

 豊川さんは79年にジャニーズを辞めているが、本人いわく「別れても好きな人」でその後も事務所関係者とは交流を続けているという。

「今のジャニーズはメリーさんの長女ジュリー(景子=51)さんが事実上の社長で、やりくりしています。ジュリーさんは彼女が子供の頃から知っています。社長としては、今はあまり周りを信用せず、メリーさんや叔父さん(ジャニー喜多川社長)とはまた違うやり方を模索しているそうで、結果的に揉めてしまったり孤立してしまうこともあるようですけど、いろんな軋轢を乗り越えて、まあ彼女なりにやっていくと思いますよ」

 ジャニー社長、メリー副社長に対しては、こう言った。

「もう随分ご高齢でしょうけど、お元気で。長生きしてくださいって思ってます」

 酒がらみオンナがらみの不祥事やスキャンダルで揺れるジャニーズ事務所。その原点を知る豊川さんの証言は興味深い。

▽豊川誕(とよかわ・じょう) 1958年10月5日、姫路市生まれ。孤児となり児童養護施設で育つ。ジャニーズ退所後は会社経営などに携わりつつ、歌手および作曲家として芸能活動を継続。新曲「大天使フォーリンラブ/サラリーマン応援歌」「男ならやってみな/ひょっこり帰ろか故郷へ」(ミカエルレコード)を30日発売。

【連載】ジャニーズ 酒とオンナの真実

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋