歌手・島津亜矢さんが語る 東京オペラシティに立った緊張

公開日: 更新日:

演歌歌手として初めて

 幼少から数々の大会でグランプリを獲得、「天才少女」として注目を浴びた島津亜矢さん(47)。最近は昭和の名曲から歌謡曲、浪曲、洋楽までカバーし幅広いジャンルにチャレンジして活躍中だ。秘蔵写真は昨年クラシックの殿堂、東京オペラシティで演歌歌手として初めてコンサートを開いた時の一枚。

 ◇  ◇  ◇

「東京オペラシティは96年の竣工以来、演歌歌手がステージに立ったことはありませんでした。オペラシティですから当然のことだと思います。ところが、おかげさまで昨年、演歌歌手として初めてコンサートを開くことができました。もちろん曲目は演歌以外。1曲目はホイットニー・ヒューストンも歌った『I will always love you』で、マイクなし、アカペラで歌いました。それから『地上の星』『最後の雨』……。バンドも違う、お客さまも違う、すべてが違う中で歌ったのでとにかく緊張の連続。大汗をかき、上がらないように足元だけを見て歌いました。あまりの緊張で、いつものコンサートよりも長く感じましたね」

 この時の楽曲は演歌以外をカバーしたアルバム「SINGER」シリーズの4作目を中心に構成したもの。演歌以外の歌を歌うようになったのは、星野哲郎が作詞してヒットした「愛染かつらをもう一度」(91年)がキッカケだった。

「私はド演歌が大好きなので、力強く歌うのが演歌と信じて胸を張って歌ってきました。そんな中で新しい風を吹き込んでくれたのは星野先生が書いてくださった『愛染かつらをもう一度』です。
 

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ