脚本家ジェームス三木さん 旧満州時代の写真はたったの1枚

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■関東軍や高級官僚はいち早く逃走

 当時の奉天市は満州国の主要都市で、日本人が大勢住んでいました。もともとは鹿児島出身の祖父が大正時代に奉天に行きましてね。奉天一中の教師をした後、手広く商売を始めて成功したんです。だから、かなり裕福で自宅は奉天の中心部にある大邸宅。応接室にはピアノがドンとあった。家族は祖父所有のアパート暮らしでした。親戚には満州医大を卒業後に関東軍の軍医とか、朝鮮の京城帝大を出て教職の道へ進んだり、叔母たちも地元の高等女学校を卒業。いわゆるエリートの一族で、総勢30人ほどが奉天とその周辺に住んでいました。そんな環境なので「10代で特攻兵になり日本のために散華する」のが理想的な生き方と信じる軍国少年に育ちました。ソ連が8月9日に満州に攻めてきても「関東軍が守ってくれる」「神州不滅、負けるはずがない」と周囲の大人たちが言う言葉を疑いませんでした。

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