時給800円のバイト生活が一変 出演料5000円にクラクラ…

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新田恵利編<2>

「オーディション、受けてみれば」と先輩に言われたのが高2の夏。「オールナイトフジ 女子高生スペシャル」だ。

 優勝すればハワイというその言葉に応募を決意した。特番3回には、1回だけ出演のメンバーと、すべてに出るメンバーに分かれ、私はすべてに出させてもらった。その後スタッフの方から手紙があり、新番組のアシスタントをやりませんかと書いてあった。それが、1985年4月1日からの新番組。フジテレビ「夕やけニャンニャン」である。

 アシスタントとの文字をみて、赤いブレザーを着て、「ドレミファドン!」でハガキの応募先を伝えるお姉さんが浮かんだ。それぐらいなら私でもできるだろう。何より1回の出演料5000円に目がクギ付けになった。当時、不二家で時給380円のアルバイトをしていて、友だちとキタキツネを見に北海道へ行くツアーの旅費を貯めたりしていた。高2のときツアーに行くまでのことを思い出すまでもなく、5000円は私にとって桁違いの額だ。

 やるならば、学校と親の許可が必要になる。高校には生活指導の怖い先生がいて、「前例がないが……」と言いながらも認めてくれた。放課後、上福岡駅から東武東上線で池袋に行って、そこから山手線で新宿、さらに都営線で曙橋まで乗り継ぐ日々がはじまる。

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