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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

嵐・大野 「自由な生活」の伏線になった2015年の熱愛報道

公開日: 更新日:

 結成20年。メンバーは年を重ねすでに30代後半。活動休止する時には大野も不惑の40歳。人生を考え直す時期でもある。ソロの歌手ならともかく、嵐の一員。個人の判断ではできない。嵐のメンバーとしてアイドルを続けるか、それともやめるか――。悩んだ末に出した結論が、いったん芸能活動の休止。山登りに例えれば、芸能界でもアイドルは別な山。頂上を極めれば、いずれ下りるか、後輩の追随で下ろされる。いい時に自ら上手に下りるほうが賢明。下りた先に芸能人としての第二の山登りがある。個人としてどの山に向かうのか、難しい局面を迎える。近年のジャニーズはグループ活動をしながら個人活動も盛ん。将来を見越してのことだが、嵐も桜井翔はキャスター、二宮和也松本潤は役者。相葉雅紀はタレントとして頭角を現し個人として先が見えてきているが、大野は役者としてもタレントとしても際立った活躍がなく、先が見えてこない。芸能関係者は、「仲良しのグループでも、いずれは芸能界のライバル。大野だけが取り残されている感もあった」という。リセットするには適切な時期。芸能界内だけでなく、別の道に進む選択肢も考えられる。

 大野もすでに結婚適齢期。将来設計を考えれば、結婚して家庭を持つ選択も自由にできる。アイドルの束縛から解放されることは人気と仕事を失う可能性はあっても、新たな山を目指す指針になる。

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