年商2億円経営者ゆうこすが注力する「ライバー」の可能性

公開日: 更新日:

メンタルケアは甘えじゃない

 HKT48は1年ほどで脱退。その後イベントを開催するも炎上し、スカウトされて入った事務所では「グラビア撮影を強要され、拒否したらお給料が未払いになりました……」。自宅にこもってひたすらスマホでネットサーフィンをする日々。「ここから這い上がるにはSNSしかない」と、YouTubeでモテるための情報発信、SHOWROOMやLINE LIVEで生配信を行い、コアなファンをつくって現在に至る。

 そして、「こんな私だからこそできる会社やサポートがあるはず」と目下注力しているのがライバー事業。動画の再生回数や広告、登録数で収入を得るユーチューバーとは異なり、ネットで生配信(生中継)するライバーに対し、視聴者は大道芸人への投げ銭同様、ギフトやコメントをポイントとして送る。それが彼らの収入になるという仕組みだ。

「生配信は収録以上にライバーの思いや熱量が直接届く。そのぶん、ファンも増えやすく、夢を叶える近道だと思うんです。生配信のアプリも増えて、生計が立てられる子たちも出てきました。2019年、ライバー、来ますよ!」

 そう笑顔で語った数日後の1月下旬、ゆうこすは自身のブログで幻聴や幻覚に襲われる不安定な精神状態に陥っていたことを明かした。取材当日も「スケジュールが埋まっていないと逆に不安」と話し、複数の撮影や打ち合わせをかけ持ちして飛び回っていたが、本人も気づかないうちに疲れが溜まっていたのだろう。改めて体調を聞いてみると、「メンタルケアって、甘えだと思っていたんです。けれど、先日初めて受けてみて、自分のメンタルと向き合っていくことは必要なんだと実感しました。特に人の上に立つ人ほどプレッシャーも多く、『甘えられない』という考えになってしまうと思うのですが、甘えでは無く、健康管理のようなものだ! と、とらえて欲しいなと思いました」。

「まだまだ」と話していた数日前からさらにパワーアップした“モテ経営者”になったようだ。

(取材・文=小川泰加/日刊ゲンダイ

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束