LDH年越しライブ開催の大躍進 ジャニーズの牙城を崩せるか

公開日: 更新日:

 これまでLDHでは“ダンス&ボーカルグループ”とし、ダンサーとボーカルという専門性を持たせて他の事務所のアイドルグループと差別化を図ってきた。ところが、BALLISTIK BOYZは「メンバー7人全員がマイクを持つ、EXILE TRIBE初の7マイク・フリースタイルグループ」という肩書で、ダンス、ボーカル、MCを皆がこなす。

「EXILEブランドが浸透し、もうメンバーにスペシャリストという肩書をつけなくてもいい段階になった。デビューさせる独自ノウハウも確立し、増産体制に入ったのです。LDH独自のノウハウとは“武者修行”。メジャーデビュー前に全国のショッピングモールなどでライブを開催し、ファンをつくっていく。メジャーデビューした暁には、今まで築いたファンがデビューの起爆剤となってランキングを押し上げ、話題に上るというストーリーです。メンバーにとってはスキルを上げる実験的な場であり、グループとしての結束力も高められる。ジャニー喜多川の“ツルの一声”で結成されるアイドルグループよりも盤石でメンバーの不仲説、離脱問題などもありません」(レコード会社関係者)

 男性アーティストの覇権争いは過熱の一途。LDHがジャニーズをのみ込む日は来るか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし