著者のコラム一覧
井上トシユキITジャーナリスト

1964年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、会社員を経て、98年からジャーナリスト、ライター。IT、ネット、投資、科学技術、芸能など幅広い分野で各種メディアへの寄稿、出演多数。

オードリー春日の浮気発覚 人間の性根は簡単に変わらない

公開日: 更新日:

「塀の中の懲りない面々」は、バブル期の1986年に出版され、ベストセラーとなった小説だ。

 作者の安部譲二とは、たまたま行きつけの理髪店が同じだった縁で、一度だけだが親しく話をさせてもらったことがある。

 その時、安部はすでに体調を崩していたが、渡世稼業から国際線のパーサーまで、縦横無尽に人生を駆け巡った経験から出てくる言葉は重く、また楽しく、文字どおり、あっという間に時間が過ぎていったことを覚えている。驚かされたのは、安部が筆者のことを何者か知っていて、ネットがもたらす未来像について興味津々に幾度も尋ねてきたことだ。すでに齢70代に入っていたはずだが、尽きぬ世の中への興味関心を見せつけられ、物書きはこうでなくてはいけないと思わされた。

 ひとしきり話も盛り上がり、つまらない質問だと思われたらどうしようかと、聞こうか迷っていたことを、つい勢いで口にしてみた。

「それにしても、塀の中の面々は、どうして懲りないのでしょうか? 痛い目、しんどい目に遭えば、懲りることもありそうですが」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手