高田文夫さん ラモス瑠偉囲む会で東西大物奇跡の顔合わせ

公開日: 更新日:

 放送作家、落語家、ラジオパーソナリティーと多彩な顔を持つ高田文夫さん(71)。秘蔵写真は20年ほど前、ラモス瑠偉のために集まったパーティーでの2枚。お笑い界の、ありえない奇跡の顔合わせ!

  ◇  ◇  ◇

 写真は1998年のもの。サッカーW杯に初めて日本代表が出場することになったフランス大会の年だけど、ラモス瑠偉は年齢的なこともあって代表メンバーに選ばれなかった。それで、「これだけ日本代表に貢献してきたんだから、ラモスをフランスに連れていこう、メンバーに選び直してもらおう」という趣旨で、ラモスのためのパーティーをやったわけ。

 場所は赤坂プリンス。とんねるず木梨憲武や、さんまちゃんとかサッカー好きの芸人が発起人になったから、スポーツ界だけじゃなくて、俺とか喜劇人も声をかけられて、参加したんですよ。「これだけ日本サッカーに貢献したラモスを連れていかないのは失礼だろ」と抗議の意味も込めて。

 たけしさんも、鶴瓶ちゃんも来ることになった。そしたら談志師匠まで来ちゃった。とくにサッカー好きじゃないのに「たけしと高田がいるなら俺も行く」って軽いノリで。それで関東と関西の看板芸人が2人ずつのすごい顔合わせになった。談志師匠が来るってすごいことなのよ。

 写真でわかるように、パーティーだから俺はちゃんとタキシード着てるのに、談志師匠とさんまちゃんはラフな格好。談志師匠は正装が嫌いだから。そもそもパーティーとか華やかな場が嫌いで、絶対に来ない人だけど、関東と関西の大物芸人が集うのがうれしくて、フラッと現れたのよ。

 たけし、さんま、鶴瓶、談志師匠が番組で揃ったことはない。この4人が揃うのは俺の長い演芸のキャリアでなかったし、その後の20年でも実現しなかった。談志師匠は亡くなったから、もうありえない。

 俺が写っている写真にあるように、とくに談志師匠とさんまちゃんという東京と大阪の大物同士がお互いの番組や寄席に呼ぶことはないから、会って話したのもこれが初めてじゃないか。超レアなツーショット。俺は写り込んで、弟子に撮ってもらった(笑い)。

 談志師匠はとにかく有名な芸人が好きでね、「いいなぁ、さんまちゃん売れてていいなぁ」とか言っていた。自分も有名だってことがわかってないんだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」