どこで道を間違えた?吉本・岡本社長に学ぶ失敗のセオリー

公開日: 更新日:

「おまえらテープ回してないよな」「(会見を)やってもいいけど全員連帯責任でクビにする。俺にはその力がある」――。恫喝男が一転して涙で謝罪。吉本興業・岡本昭彦社長(52)の会見は実に衝撃的だった。

 岡本氏は宮迫博之(49)らの処分撤回と自身の処分(1年間、50%減俸)を発表。「非常につらい思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っています」と泣きながら頭を下げた。宮迫と田村亮(47)を脅した勢いはどこにいったのか。

「今回の騒動は愚かなリーダーがたどる典型的な失敗例です」とはビジネススキル研究所代表の鶴田慎一氏だ。

「岡本氏は“上に弱く、下に強い”タイプ。だから宮迫さんの芸人生命を奪うという挙に出た。社長は何をやっても許されるという全能感から、部下を厳しく処断する自分に酔い、宮迫さんたちがすべてを暴露するとは思いもしなかったはずです。ところが宮迫さんらが会見したためびっくり仰天。さらに重鎮の明石家さんまさんや松本人志さんが出てきて、やっと自分がしでかしたパワハラに気づいたのです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  4. 4

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  5. 5

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  1. 6

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  2. 7

    参政党「参院選14議席」の衝撃…無関心、自民、れいわから流れた“740万票”のカラクリ

  3. 8

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  4. 9

    参政党・神谷宗幣代表「日本人ファースト」どこへ? “小麦忌避”のはずが政治資金でイタリア料理三昧

  5. 10

    ドジャースに激震!大谷翔平の“尻拭い役”まさかの離脱…救援陣の大穴はどれだけ打っても埋まらず