本橋信宏
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本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

キックの鬼 沢村忠は明治通りで一般人にボコボコにされていた

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「うちの店でブッキングして呼んだのはオックスやズー・ニー・ヴーといったGSが主だったんだけど、1969年ごろになるとGS人気がガクンと落ちて、呼んだとしても客が入らなかったり、喜ばなくなったりしたんです。それでホリプロから、“野田、おまえ1カ月使え”って言われて、はいわかりましたって使ったのがアンドレ・カンドレ、髪の毛アフロにした青年」

 野田青年が招いたアンドレ・カンドレは後の井上陽水だった。

 まだこのときはデビュー曲「カンドレ・マンドレ」をひっさげて歌うフォーク系の新人だった。芸名も曲名も、メジャーを目指していたとはとても思えない。コミック歌手と思われてもしかたがない。1969年というヒッピー文化が花開いた時代の影響だったのだろうか。

「店で歌ったのは、あのままですよ。あのまま店でやったら、お客、踊りにきてるのに満足すると思います? ドヤされますよ。『カンドレ・マンドレ』やったら毎回ドヤされてましたよ。陽水」

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