著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

獣神サンダー・ライガーのマスク越しから伝わる喜怒哀楽

公開日: 更新日:

「中学の頃からマスクマンに憧れていた理由というのが、その時にわかりましたね。あ、俺自分の顔をブサイクって認識してたんだって(笑)」(同前)

 デビューしたときからマスクマンに憧れていた彼は、会社から「ライガー」を打診された際、二つ返事で快諾した。そのド派手なキャラクターはすぐにバラエティー番組制作者の目に留まり、「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!」(フジテレビ)からのオファーがやってきた。

 彼は笑福亭仁鶴やオール阪神巨人を「神」とあがめるほど、お笑い好き。そのためか、バラエティーの出演にまったく抵抗はなかったという。

「『自分を表現したい』という共通のものがあるんじゃないんでしょうか、芸人とプロレスラーには。僕自身、リングは試合をする場でもあるけれども、自分自身を表現する場だとも思ってます」(同前)

 マスクマンでありながら誰よりも表情は豊か。喜怒哀楽が伝わってくる。だからこそ「世にも奇妙な物語」(フジテレビ)や「レンタル救世主」(日本テレビ)などのドラマにもマスクをかぶったまま、出演できてしまう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束