著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

最高のムチャブリに応えたアンタ山崎の復活アドリブ漫才

公開日: 更新日:

「どうやってネタ合わせしてたかは忘れてるんですけど、ネタ合わせ嫌いだったことは覚えてる」(山崎弘也日本テレビ「内村&さまぁ~ずの初出しトークバラエティ 笑いダネ」1月1日放送)

 昨年11月、有田哲平が司会の「全力!脱力タイムズ」(フジテレビ)で、事前告知なしのサプライズで10年ぶりに復活を果たしたアンタッチャブル。その後まもなく行われた「THE MANZAI」(同)の収録に向けた、ネタ合わせの際の心境をボケ担当の山崎弘也(43)が振り返った言葉を今週は取り上げたい。

 ネタはきっかけのワードだけを箇条書きで書いていく。周りの芸人からは「箇条書き2個でネタやんのか?」と驚かれるという。けれど、それができてしまうのがアンタッチャブルなのだ。きっかけのワードさえあれば、どこまでもアドリブで膨らませることができてしまう。

 アンタッチャブルは2003年の「M―1グランプリ」(テレビ朝日)で敗者復活を果たし、3位に。その勢いのまま、翌年には優勝し、大ブレークした。だが、10年にツッコミ担当の柴田英嗣(44)が女性問題などで休業。1年後、芸能活動を再開するも「アンタッチャブル」として山崎と共演することはなくなった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因