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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

勝算なき上京に至ったタカアンドトシの挫折とコンビ愛

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 芸人を志していたタカは、トシの才能にほれ込んで高校の時にお笑いの道に誘った。2人はオーディションに合格し、1994年冬に札幌よしもとの1期生となった。「よしもと」のブランドで、デビュー間もない若手にもかかわらず仕事はたくさん舞い込んだ。だが、実力も経験も不足していた。3年ほどで化けの皮が剥がれていった。

 ストレスもたまっていたのだろう。朝の主婦向けの情報番組でタカが「ファック・ユー!」などと画面に向かって叫ぶ“事件”を起こしたりもし、テレビの仕事は激減していった。

 そんな中で大きなチャンスが舞い込んだ。North(札幌)、East(東京)、West(大阪)、South(沖縄)からなるユニット「news」が結成されるというのだ。

 もちろん、タカトシは札幌よしもとのエース。人気・実力・実績はナンバーワン。お笑い未開の地を2人で切り開いてきた自負もあり、自分たちが選ばれるものと確信していた。だが、抜擢されたのはもっとも仲の良かった後輩のアップダウン。タカは荒れに荒れ、連日連夜カラオケで喉を潰していた。

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