著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「松本人志とお笑いとテレビ」(中央公論新社)などがある。

見た目と裏腹…EXIT「コンプライアンスゴリ守り芸人」自称

公開日: 更新日:

 チャラ男芸人のEXITにとって、昨年は怒涛の一年だった。一昨年に初めてテレビに出て以来、人気がどんどん増して一大ブームに発展していった。

 服装やしゃべり方はチャラいのに、介護とベビーシッターを経験していて実は真面目というギャップもウケる要因になっていた。

 昨年末にはパシフィコ横浜国立大ホールで単独ライブを行い、5000人を動員した。これは芸人の単独ライブとしては破格の規模である。闇営業問題でお笑い界と吉本興業が揺れている中で、吉本所属のEXITはそれをものともしない大活躍を見せていた。

 ただ、そんな彼らにも一度だけ危機が訪れた。「週刊文春」で兼近大樹(28)の犯罪歴が明かされたのだ。過去に女子高生の売春あっせんの容疑で逮捕されて罰金刑を受けたことと、現金1000万円が入った金庫を盗んだ疑いで逮捕されたことが報じられた。この報道を受けて、いくつかのイベントやテレビ出演の予定がキャンセルになった。

 記事の中で兼近は、犯罪歴が明るみに出たことについて「正直うれしかった」と語っていた。いずれ明らかになることなので自分から言いたいと思っていたのだが、所属事務所から口止めされていたため、公にすることができなかったのだという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する