嵐の北京公演も中止に…新型コロナでエンタメ界も大打撃

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「濃厚なコミュニケーションを求めてイベントに来るのに、有名アイドルと同じ対応では価値が下がる」(地下アイドルファン)とファンのモチベーションも下がり気味。しかも「ファンのプレゼントに助けられているのに、イベントが減ったら食べていけない」(地下アイドル)という悲痛な声も聞こえてくる。

■ビッググループのスケジュール未定

 ジャニーズの嵐は17日、予定していたアジアツアーのうち北京公演の中止を発表。Snow Manはアジア公演を発表したもののスケジュールは未定。「中止になった場合のリスクが大きいので告知できない」(音楽関係者)という。音楽評論家の富澤一誠氏がこう言う。

「CDが売れなくなった日本の音楽業界にとってアジアは魅力的なマーケットだっただけに、目算が大きく狂った。しかもコロナの影響がどれだけ続くのか、終息するのか、まったく予想がつかない。3.11以来の打撃になる可能性もありうるだけに脅威です」

 しかも今年は前出の嵐に始まり、AAA(トリプルエー)が活動休止、E-girlsは解散とドームクラスのビッググループが年内で活動終了というメモリアルイヤー。ファンにとっては最後の見納めになるだけに残念極まりない。

「そうはいっても、タレントを稼働させてアーティストが罹患したり、ドーム内で拡散でもしようものなら事務所の責任問題にもなり、批判を浴びる可能性もある」(芸能関係者)

 新型コロナウイルスの終息は日本のエンタメ業界にとっても死活問題だ。

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