TV番組はリモート時代に ガヤ芸人一掃で生き残りのカギは

公開日: 更新日:

「ほとんどモニターだらけになっちゃって、電器屋の店頭でやってるような」と爆笑問題太田光が19日の「サンデージャポン」(TBS系)で語ったように、軒並みリモート出演で、タレント起用が様変わりしている。

 “ワイプ芸”といわれる表情のリアクションが上手なタレントや“ガヤ芸人”の起用が激減。「今、注目度が高いのは、メイプル超合金カズレーザーですね。コメントが的確で、面白いことも挟める話術、ビジュアルのインパクトもあり、スタジオはもちろん、リモートでも爪痕を残せる。あとはマンガやゲーム、映画など、インドアな趣味に造詣が深いタレントですね。ゲーム好きで同性にも人気の本田翼や、アカデミー賞まで論じることができる斎藤工など、起用する“意味のある”タレントがキャスティング候補に名前が挙がっています」(テレビ局関係者)という。

 芸能リポーターの川内天子氏はこう分析する。

「外出制限で視聴者はテレビをじっくり見るようになり、ノリやムード、ウケ狙いが通用しなくなっています。カズレーザーのような“コメント力”のしっかりした人、加藤浩次設楽統、爆笑問題といったMCで“安定感”のある人、漫才やコントでもノリでなく“内容の濃いもの”が求められ、実力が問われるようになりました。総集編に絡め、なつかしいタレントも出演してきましたが、これも視聴者が求める“安定感”に即したもの。子供から高齢者までわかる人という点で、こうしたタレントの掘り起こしも増えると思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  5. 5

    国分太一の先行きはさらに険しくなった…「答え合わせ」連呼会見後、STARTO社がTOKIOとの年内契約終了発表

  1. 6

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  2. 7

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  3. 8

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」