ダッチワイフを追いかけ…川で溺れて死にかけた小学生の僕

公開日: 更新日:

 僕が「お兄ちゃんは、俗に言う、名選手、名監督にあらずの長嶋タイプだな」と思っていると、また川の流れが変わり、再び川底にのみ込まれました。

「いよいよやばいな」と恐怖が体中を駆け巡った時、僕の体を力強く掴む手が。お兄ちゃんが飛び込んで助けに来てくれたのです! お兄ちゃんは僕の体を抱き寄せながら泳ぎ、「初めからこうすればよかったな」とつぶやきました。長嶋が王を救った瞬間です。

 そしてしばらく泳いだ先の土手のような所に僕を引き上げてくれました。「はぁはぁ、どうして川の中に入ったの?」と聞くお兄ちゃんに僕は、ダッチワイフとは言えずに「女の子を助けようと思って」と答えると、お兄ちゃんは「その子は!?」と大声で聞き返し、僕が「流された」と言うとお兄ちゃんは「早く言え!」と、また川に飛び込みました。

■命の恩人は…

 そのあと、陸に上がったお兄ちゃんに事情を説明して、その日は家に帰りました。これは本当に不思議な話なんですが、後日、母親とその友達の家にお礼を言いに行くと、いませんでした。なんと引っ越していたのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃