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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

プライドを捨てた芸人の兄と伊藤沙莉のウインウイン関係

公開日: 更新日:

「この“M”(のセット)から兄が出てくるなんて! と思って」(伊藤沙莉フジテレビ「ノンストップ!」6月10日放送)

 先日、昨年度のギャラクシー賞テレビ部門の個人賞を受賞したことが発表された伊藤沙莉(26)。主役・脇役どちらもこなせる確かな存在感で、映画ドラマに欠かせない女優だ。そんな彼女の兄は、実は芸人。昨年末の「M―1グランプリ」(テレビ朝日)で決勝の舞台に立ったオズワルドのツッコミ担当、伊藤俊介だ。彼が出場した「M―1」を見た際の感想が、今週の言葉だ。

 その時、彼女は地方で撮影中だった。なんとか合間にスマホで確認していると、「パソコンで(M―1映像を)出してあげて」というスタッフの計らいで撮影は一時中断。兄の晴れ舞台を見ることができたという。

 子供の頃から兄と妹はお笑い好き。「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ)は一緒に繰り返し見た。「私の笑いの“面白”の基準は、これで定まった」(文芸春秋「文春オンライン」17年10月27日)と彼女は言う。子役としてデビューし、一時は学校で「売れない子役」などとアダ名をつけられたりもしたが、順調にキャリアを重ねていった。

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