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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

GoToの今こそ見て欲しい「遠くへ行きたい」50周年SPの深さ

公開日: 更新日:

知性ある旅番組だったのに…

 京都で舞妓になる池上季実子(同17歳)の今のアイドルの比ではない可憐さ、福岡・柳川を旅する松坂慶子(同22歳)の見た目の美しさはさることながら、言葉づかいの美しさにも驚いた。滋賀・琵琶湖を巡る市原悦子(同36歳)の「旅って怠惰」なる発言は深くて教養を感じる。

 伊丹十三(同38歳)と宮本信子(同26歳)の夫婦京都旅。湘南を旅したユーミン(同22歳)が漁師に「おじいさん、アタシ知ってる?」と聞き、「知らないよ」と言われ、「あのね~曲書いたりなんかしてるの」と照れながら話す場面など貴重な映像が満載だ。

 うなぎ店の3人より、こういうのをもっと見たい。ついでに、今は他のグルメ旅番組と変わらないような回もあり、これを機に昔のような知性のある旅番組に戻って欲しい。

 11日は後編を放送。それにしても、こんな貴重な映像が山ほどある番組の50周年なのだから、それこそゴールデンのスペシャルにしたってバチは当たらない。やらないのはどうかしてるよ。

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