吉高由里子こそ「危険なビーナス」演技次第で評価真っ二つ

公開日: 更新日:

「吉高さんが劇中で“かわいい弟の妻”を演じるためにはしゃぐ姿を〈うるさい〉と感じた視聴者も少なくなかったようです」(前出のテレビ誌ライター)

 2回目以降の数字に影響しなければいいが、前出の山下真夏氏は「初回は複雑な家族関係を理解してもらうために時間を割いたという印象で、本番はこれから。今後は吉高さん次第かもしれません」と、こう続ける。

「吉高さんは番宣なんかでハイテンションな姿を見せると、必ずと言っていいほどネット上で〈うるさい〉などとバッシングが起きる。キャンキャンはっちゃけるとウケが悪いんです」

 ところが、1月期放送のドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系)で“父親が殺人犯かも”という陰のある週刊誌記者をクールに演じた際は、〈きれい〉〈ファッションがすてき〉〈憧れる〉などと絶賛された。

「ベビーフェースなのにクールという吉高さんのギャップが見たいという視聴者が、実は多いのかもしれません。確かに、『危険なビーナス』の初回は騒がしい感じもしましたが、今後の展開次第で吉高さんの“クールな顔”が増えていけば、評価も盛り上がってくると思いますよ」(山下真夏氏)

 賛否両論あるのは、それだけ人気がある証拠だが、使い方次第ではリスキーなもろ刃の剣。まさに「危険なビーナス」か。今後に期待したい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方