著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

情報番組や報道系でも“顔”に 「お笑い芸人MC」を採点する

公開日: 更新日:

鶴瓶は素人相手に“永遠の子分肌”で人気

 ゲストを自分の土俵に引っ張り込んでトークしてゲストをおいしくするのがさんまとすれば、だれが相手でもその懐に飛び込んで、10年来の親友のような距離感で接するのが笑福亭鶴瓶。素人相手の「鶴瓶の家族に乾杯」でもタレント相手の「A―Studio+」や「チマタの噺」でもまったく同じ。孫ほどの年の子たちにもツッコまれ、フワちゃんに「つるべはまだ首が据わってない」と言われ受けていた。永遠の子分肌が鶴瓶の魅力だ。

 最近、ユーチューバーになったとんねるず石橋貴明も「石橋、薪を焚べる」という焚き火をしながらのトーク番組を持っているが、面白い時とつまらない時の落差がひどい。清原ら自分が興味のあるゲストの時はいいが、実業家の時など興味がないのが一目瞭然。そもそも体育会系出身で、先輩にペコペコ、後輩にエラソーというのも今の時代には合わないかも。ナイツ塙がゲストで出演した際は「早く大金もらってMCやりたいっすよ!」と石橋に訴えたが、上が詰まっていてはどうすることもできない。

 博多華丸・大吉、サンドウィッチマン、くりぃむしちゅーはピンで番組MCをこなしている。有吉弘行バカリズム、フット後藤、千鳥……と中堅もひしめいている。雨上がり宮迫とアンジャッシュ渡部が失脚したところで椅子は足りない。

 目指せ! 内村か。芸人MCの道は険しい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  3. 3

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  4. 4

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  5. 5

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  1. 6

    山本舞香が義兄Takaとイチャつき写真公開で物議…炎上商法かそれとも?過去には"ブラコン"堂々公言

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  4. 9

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた