内閣記者会は菅政権の広報・宣伝に 元NHK政治部記者も苦言

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「新年早々、猿芝居を見せられた気分だ」「これは果たして会見と言えるのか」――。ネット上では怒りの声が広がっている。新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」の再発令を1都3県で検討すると表明した4日の菅首相の年頭会見のことだ。

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 菅首相が用意した原稿を読み上げた後、記者クラブ(内閣記者会)の幹事社記者が質問に立ったのだが、菅首相はすでに質問内容を事前に伝えられていたのだろう。質問した記者の顔すら見ようとせず、手元の答弁原稿を探し出して読むだけ。さらには進行役を務めた女性官僚が「追加質問はお控えください」などと、くぎを刺していたことから、官房長官会見などで見られる「更問」(さらとい=確認や追加のやり取り)もなし。まったく質疑応答になっていなかった。

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