綾瀬はるか「天国と地獄」は“攻め”の残忍シーンが不安要素

公開日: 更新日:

 さまざまな要因から「高視聴率は当然の結果」と山下氏は話す。

〈日曜夜9時は日曜劇場〉と習慣化している視聴者も多く、もともとある程度数字を持っている枠。ではあるが、このドラマ不調の時期に2ケタキープは、やはり見事としか言いようがない。一方で、あるドラマ制作会社スタッフは「サイコパスな殺人鬼が出てくる以上、ある程度予想がついたとはいえ、初回から相当グロいシーンが出たことにはびっくりしましたね」と、こう続ける。

「第3話では『国民的人気女優となったあの綾瀬さんがまさか!』と思わされた、振り切った残忍なシーンもあり……コンプライアンスでがんじがらめになったこのご時世、クレームを恐れずにあれだけの思い切った脚本と演出を展開できるとは、うらやましい限りですよ。今後懸念される点があるとしたら、〈残忍なシーンが怖い〉と感じる視聴者がドラマから離れていかないか、ということでしょうか」

 確かにネット上には〈面白いけど怖すぎる〉なんて感想もチラホラあるにはある。コロナ禍で「疲れる番組は敬遠されがち」(在京キー局関係者)という危惧もある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  2. 2

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  3. 3

    ドラフト外入団の憂き目に半ば不貞腐れていたボクを最初に見出してくれたのは山本浩二さんだった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    前橋市長の「ラブホ通い詰め」だけじゃない…有名女優らもキャッチされた格安ラブホ不倫劇の舞台裏

  2. 7

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  3. 8

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  4. 9

    国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発

  5. 10

    杉田かおるの窮地を陰から支えていた舘ひろしの男気