著者のコラム一覧
細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

飯野矢住代誕生秘話<9>新しい恋人は日比谷野音「伝説のライブ」のドラマーだった

公開日: 更新日:

 メンバーは、日本を代表するロックギタリストのChar。GSグループ、ザ・ゴールデン・カップスを経て、多くのバンドやユニットで活躍したLouisことベーシストのルイズルイス加部。いくつかのバンドを経て、のちに妻となる金子マリ&バックスバニーに参加。俳優としても中山美穂主演のフジテレビ系のドラマ「二千年の恋」(2000年)や、西島秀俊主演の映画「ラストシーン」(02年)に出演したJohnnyこと、ドラマーのジョニー吉長である。

 このライブが伝説たるゆえんだが、アイドル的に活動していたCharが、本格的なロックを志向してスーパーバンドを結成したことに加え、結成直後の78年にCharが覚醒剤所持の疑いで書類送検、活動が早々に頓挫したこと。嫌疑が晴れ、復帰一発目のライブだったこと。さらに、フリーコンサート(無料)で行ったため、雨天にもかかわらずファンが殺到、1万4000人という現在も破られない日比谷野音の動員記録を打ち立てたことが挙げられる。

「そうした伝説も、見どころのある内容もそうですが、私が特筆したいのは、事件明けで爆発寸前のChar、筋金入りのルイズルイス加部という2人のバックで、派手さはないものの、安定感のある、重くてステディーなジョニー吉長のドラムプレーです。見惚れるほど美しいルックスも含めて強く印象に残っています」(音楽評論家のスージー鈴木)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁